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パラオ ロックアイランド

 

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パラオ共和国旗パラオ共和国章

パラオ共和国の概要

【国/地域の諸元・統計】
正式国名(日本語) パラオ共和国
正式国名(現地語) Republic of Palau
ISO国コード PW / PLW / 585
面積 459km2(195位)
人口(2013年) 20,918人(213位):世界銀行統計
人口密度(2013年) 45.57人/km2
宗教 キリスト教(カトリック・プロテスタント)
公用語 英語およびパラオ語
通じる言語 英語:★★★★★、日本語:★★★☆☆...多くの観光施設やお店で通じる
通貨 USドル(USD)
国家連合加盟状況 アメリカ合衆国との自由連合盟約、太平洋諸島フォーラム
名目GDP(2012年) 247百万ドル(172位) / 1人当たり11,810ドル(50位):世界銀行統計
先進国 ★★★☆☆
在留邦人数 339人(2013年):外務省統計
日本人渡航者数 39,353人(2013年):JATA統計
【付加価値税(消費税)】
名称 なし
税率 なし
軽減税率 なし
【物価水準】
コーヒー(飲料) (該当データなし)
ファストフード (該当データなし)
食事の予算【一人当り最安】 ランチ:10-15ドル、夕食:25-30ドル
大雑把な金銭感覚 1ドル紙幣が約100円、10ドル紙幣が約1,000円
【入出国管理】
ビザ取得の要否 不要(観光・商用) ※日本国籍の場合
滞在可能期間 30日(延長可能)
入国カード・書類 あり
生体情報の収集 なし
特記事項 滞在許可の延長は、最大90日間まで可能。手数料が必要。
【旅行関係】
旅行先としてのおすすめ度 ★★★★★ ... 沖縄やグアムに飽き足らない人々へ。マリンアクティビティを楽しめます。大自然と人々の温かさに癒されます。
リゾート度 ★★★★★ ... パラオでリゾートできなかったらどうするんですかっ。
長所 見るだけの観光ではなく、海に入っての大自然体験という、他ではできない体験ができます。刺身がおいしく、親日的なローカルの人々が暖かいです。日本語も比較的通じて、ストレスが少ないです。
考慮すべき短所 観光やアクティビティを楽しむためにはオプショナルツアーに参加する必要があり、その費用が高額です。また、宿泊料金、食事代ともに物価高です。
水が苦手だったり、あまり泳げない人には厳しい旅行先だと考えます。
旅行手配について 原則パッケージツアー(一人旅・ビジネスは個人手配で)
※パラオは個人手配が面倒で割高です。なるべくパッケージで。
一人旅の快適さ ★★★★☆ ... 一人でも概ね楽しめます。ただし、オプショナルツアー選択については催行人数上制約を受けます。
世界遺産 1箇所
【治安・安全】
水道水を飲めるか ☆☆☆☆☆ ... 飲めません。ミネラルウォーターを飲みましょう。
夜間屋外を一人歩きできるか ★★★★☆ ... ダウンタウン中心部ではあまり問題はないですが、外れの一人歩きは避けてください。
【生活利便性】
日常生活必需品調達の利便性 ★★★★☆ ... ダウンタウンの所々にスーパーマーケットがあります。コンビニはありません。
お店での商品の価格表示 定価(ギフトショップでは価格表示ない場合も)
クレジットカード利用可否 ★★★★☆ ... 少額でなければほぼ問題なく使用できます。JCBカードもかなり通用します。AMEXはNGのお店も。
チップの習慣 なし ※ホテル、レストランではサービス料を課される場合が多いです。
【交通事情】
公共交通機関の利便性 ★☆☆☆☆ ... 公共交通機関はありませんが、夕方以降に限り、観光客用のシャトルバスを利用できます。
タクシー メーターなし
自動車を運転できるか 可 ※ジュネーブ条約未加盟
道路標識の言語 英語
道路の通行方法 右側通行
【通信事情】
国際電話国番号 +680
郵便局・郵便物配達の信頼性 ★★★☆☆ ... パラオ独自の郵便制度ですが、アメリカUSPSのシステムを利用しています。ポストカードが日本に届くのは時間がかかります。
インターネットの利用可否 ★☆☆☆☆ ... 通信速度の遅さのために、パラオでは一般的ではないように思われます。まだ紙メディアが幅を利かせるアナログな国です。
インターネットの通信速度 ★☆☆☆☆ ... 実用に耐えないほど遅いです。旅行中はネット断ち状態の覚悟を。
【携帯端末通信事業者】
事業者名-1 PNCC
プリペイド料金プラン あり ※通話、SMSのみ
iPad通信プラン なし
国際ローミング 可能
コメント スマートフォンなどでの携帯データ通信は、パラオではできませんので、ご注意ください。
スマートフォンを利用する場合は、ホテルのWIFIもしくは通信会社PNCCのWIFIホットスポットでプリペイドカードを購入してネットにアクセスします。光回線が未通のため、通信速度が大変遅く、実用に耐えないことを分かった上でアクセスしてください。
PNCCのオフィスでは、音声通話、SMS用のSIMカードを発売していて、利用できます。通話品質は悪くありません。国際電話をする人は、SIMカードを購入した方が通話料金が安くなります。
URL コチラ[日本語]

【コメント】
子供を含めた家族連れにとって楽しめる国ですが、今のところはあまり見かけず、大人の観光地であるようです。日本からわずか4時間のところに、こんなに未開な自然と戦争の史跡がそのまま残っている国があること自体信じられません。人気が出てきたものの、現在のところは観光客の受け入れキャパが少ない分訪問者も多くなく、穴場です。従前はダイバーのための観光地でしたが、現在はオプショナルツアーが充実して、ダイバーでなくても楽しめます。ただし、海のアクティビティでは最低シュノーケリングをこなす必要があるため、その点が高齢者や障害者にとってはバリアであることは事実です。一方で、ペリリュー島など、戦跡巡りなどの社会見学をすることもできる国で、二面性があります。
親日国家パラオであることは本当ですが、親日すぎるためか?日本語がよく通じ、日本国内旅行をしている錯覚に陥るはずです。パラオ人、日本人ともに、観光客に対してはとても暖かく、優しく接してくれるため、心が癒されます。日本人にとってのリゾートとしては、最高です。ただし、日本からの近場にしては、旅行費用は大変高額になります。

【リンク】

在日パラオ大使館ページ

パラオ政府観光局ページ

外務省各国・地域情勢ページ

外務省海外安全ホームページ

 


 

パラオ共和国の街たち

コロール(Koror ; ROR)

緯度 N7度20分27.827秒(7.341063), 経度 E134度28分37.776秒(134.47716)

2014年9月旅行

コスモポリタン度:★☆☆☆☆
観光おすすめ度:★★★★★

コロール島を上空から眺める

コロールのダウンタウン中心部

親日国家パラオで大自然とマリンアクティビティを満喫

【必見スポット】
◆ ロックアイランドおよびジェリーフィッシュレイク
◆ バイと呼ばれる伝統的な建物

日本から南に約3000㎞の位置にあるパラオの最大都市です。都市とはいっても、太平洋に隔絶された国なので人口は多くなく、日本でいえば市以下の町くらいの規模の田舎の街です。パラオは元々ダイビングをするダイバーのための旅行先でしたが、ここ数年で非ダイバーの普通の観光客のための開発が途上です。そのため、最近は訪問観光客数がうなぎ登りです。パラオは台湾と国交のある珍しい国で、それゆえ日本からの観光客と同じくらい台湾からの観光客も多く、二大勢力になっています。かつて日本が統治していた地域なのでその名残がかすかに残っていて、また日本語がよく通じることから、親日国家ととられます。
パラオは小さな国で、まだまだ観光開発途上のため、観光客受け入れの数的キャパが十分ではありません。それが、フライトとホテルの選択に影響を与えています。早く言えば、思い通りの旅程にすることがなかなか難しいです。パラオのようなビーチリゾートはパッケージツアーを購入して旅行するのが大原則ですが、一人旅や出張の場合は個人手配をすることになります。ネットで予約できるホテルが多くなく、手配は苦労することになろうかと思います。パラオのホテルにはビーチがあると思いがちですが、パシフィックリゾート(PPR)とロイヤルリゾート(PRR)の2か所だけです。多くのホテルは、街の中にある普通のホテルで、リゾート気分とは程遠いものです。全体の部屋数が多くないため、宿泊料金の設定が高価で、旅行予算に影響しますが、パラオ旅行で節約できる要素は、唯一ホテル料金だけです。
パラオ旅行で滞在する場所は、ほとんどの場合はコロールの街の中になります。見どころは大海原の大自然の中にあり、コロールから毎日ボートに乗って出かけるようになります。晴れた日の海はそれこそ絵になるような風景で、確かに楽園の風景といえます。また、水中には浅いところでも多くの魚群がみられ、これがパラオの魅力だと言われています。ノンダイバーだとシュノケーリングで見ることになるので、事前に練習しておくとよいでしょう。また、足のつかない海中を泳ぐので、ライフジャケットの用意はあるものの、泳げた方がいいです。毎日オプショナルツアーの形で行きますが、1回約100ドルのツアー代プラス高額な政府許可証代の負担が重くても、ここではあいにく節約できません。もっとも観光資源がマリンアクティビティだけということではなく、街の中のミュージアムの観光や水族館、陸のツアーなどを楽しむこともできます。コロールの中心部にも、戦前の日本統治時代の遺物があり、例えば現在の最高裁判所は、かつての南洋庁パラオ支庁の建物です。
話が変わり、パラオでのインターネット環境は最悪です。パラオにはネット断ちをするつもりで出かけましょう。パラオでは、スマートフォンのデータ通信機能は使えず、WIFIスポットからアクセスできるだけになります。現地の人が持っている携帯電話は、通話機能だけのものです。WIFIは一部のホテルの部屋と公共スペースで利用可能ですが、ネットの通信速度は想像を絶するほど遅く、動画の閲覧などはまず不可能です。
パラオには公共交通機関はなく、日中自由に動き回るためには、タクシーかレンタカーを利用することになります。夕方からは観光客向けのBBIシャトルバスが走り、主要なホテルから街のダウンタウンまで移動ができます。このシャトルバスは運賃が安いので、本数が多くないまでもお勧めです。
コロールの街は、信号機のないメインストリートに面していて、ショッピングセンターやレストランはダウンタウンに集中しています。国際色の乏しいパラオの街並みにしては、世界各国のレストランがありますが、やはり一番おいしいのは居酒屋の日本料理らしく、日本人観光客には人気があります。あるレストランの中では、こんな幕からも親日さがにじみ出ています。食事の予算は、ちょっと高めです。スーパーマーケットも中心に2軒あって、補給には困りません。

 

ロックアイランド【世界遺産】

パラオに行くからには見るべきは、ロックアイランドの絶景で、2012年に複合自然遺産に指定されています。ロックアイランドの範囲は、コロール島とマラカル島を除いた島々と、ペリリュー島の北にある島までが、その範囲に入ります。
楽しみ方は単にボートに乗っているだけというものは少なく、ダイビングかシュノーケリングで海に潜って体験するという形です。自然を含む世界遺産だけに直接的です。この区域に行く公共交通手段などはなく、海のアクティビティで危険を伴うことから、ツアー会社が催行するガイド付きのオプショナルツアーに参加していくことになります。多くのツアーでは日本人のガイドさんがついて、観光とアクティビティのガイドとゲストサービスに徹してくれます。もう一つ検討すべきは、上空からの遊覧飛行です。ヘリコプターとセスナ機のオプショナルツアーが存在して、忘れられない体験ができます。
ロックアイランドを訪れる上で悩ましいのが、アクティビティを楽しむためのコロール州の許可証代金が高額なことです。一番人気のジェリーフィッシュレイクに行く場合は100ドル、行かない場合は50ドル徴収されます。10日間有効なので、複数のツアーに参加する場合でも許可証は1回分で大丈夫ですが、パラオは政府から直接徴収される税金類が高額で、旅行費用高騰の要因になってしまっています。
ノンダイバーに人気のあるアクティビティがシュノーケリングと、カヤックです。また、ミルキーウェイというスポットでは、硫黄分を含んだ泥を全身に塗って美肌効果を狙おうということもできます。ジェリーフィッシュレイクは海につながっていない湖で、山道を登ってアクセスします。無数のクラゲを楽しめるということですが、政府は観光客増加に悩んでいるようで、保存のために入場規制するかもという声が存在します。ひょっとしたら見られるのも今のうちかもしれません。
私は今回行けなかったのですが、ロックアイランド南部にあるロングビーチでは、天気が良くて潮のタイミングが合えば絶景が待っているようです。一部のツアーでしか行けないようなので、オペレータに問い合わせてください。ツアーを催行するオペレータは、ロックアイランドツアーカンパニー(RITC)社とインパック(IMPAC)社の2社が主な会社です。

パラオ政府観光局サイトへのリンク [日本語]

BBIシャトルバスサイトへのリンク [日本語]

(拡大画像の容量 : 約6.52/5.35MB)

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ペリリュー島 (Peliliu Island)

緯度 N7度0分8.248秒(7.002291), 経度 E134度14分35.387秒(134.243163)

2014年9月旅行

コスモポリタン度:★☆☆☆☆
観光おすすめ度:★★★☆☆

太平洋戦争の激戦地にある戦跡を訪ねる

【必見スポット】
◆ 太平洋戦争時代の日米両軍の戦跡

コロールの南西約45㎞のところにある小さな島ですが、太平洋戦争の激戦地だったということで、日本人には特別の意味がある場所です。先祖の慰霊に行く人、戦跡巡りが趣味の人にはお勧めです。
ペリリュー島の観光はマリンアクティビティではありませんが、定期船が運航されているわけではないので、ツアー会社のオプショナルツアーに参加していくことになります。マリンアクティビティよりはずっと参加者が少ないとのことで、毎日は催行されていないようです。ペリリュー島訪問が目的でパラオに行く人は、ツアーの催行状況に注意し、合わせる必要があります。RITC社の方が催行確率が高いようです。日帰り観光でひたすら戦跡巡りをし、ランチも現地でという日程です。
戦前はペリリュー島にもたくさんの日本人が住んでいましたが、日本軍はこの島を要塞化していました。パラオの島々の中でも、ペリリュー島にはサンゴ礁が少なく、外洋に近いので、アメリカ軍が攻め入りやすかったと言われています。当時アメリカの植民地であったフィリピンまでの距離が近いところなので、アメリカ軍としてはどうしても欲しい土地だったのではないかと思われます。そんなわけで、小さな島にしては多数の犠牲者数を記録しました。
戦後約70年たちますが、動けなくなった戦車やゼロ戦などがそのまま放置されています。錆びていて崩壊が始まりそうな感じですが、パラオには戦跡を動かしてはならない法律があるため、いまだ保存が始まっていません。日本にとっては重要な戦跡記念公園なので、日本政府の保存に向けた援助が期待されます。逆に、ペリリュー神社なるものがあり、これは日本の右翼が再建?したものです。社殿もない神社ですが、いきさつを巡って地元ともトラブルがあるようです。本当にここが海外かと思う瞬間です。
ダイバーにとっては、ペリリュー島はパラダイスのはずです。ブルーコーナーなどのダイビングスポットが近くにあるので、ペリリュー島を宿泊基点にする人もいるようです。コロールと違って人もほとんど見かけない静かなところなので(人跡未踏な僻地に違いありません)、パラオの違った面を見られるかと思います。

パラオ政府観光局サイトへのリンク [日本語]

(拡大画像の容量 : 約5.51MB)

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