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新幹線乗車で東京近郊区間を外れる小ワザ

   

今回は久々に、乗り鉄ネタを展開していきたい。
相変わらず首都圏を離れることはできないのだが、今回は1年ぶりにJRで補充券を発券してもらうレアケースとなった。
そのキーワードは、新幹線に乗車する場合は東京近郊区間を外れるために原則、乗車経路通りにきっぷを購入しなければならないところである。

東京近郊区間内で在来線を乗車する場合は、一筆書き経路である限り、任意の乗車経路とすることが可能であるが、途中下車は不可能である。
しかしながら、乗車距離が100kmを超えて、かつ新幹線が経路の一部に入るときっぷの有効期限が2日間以上になり、途中下車が可能となる。

その場合、新幹線に乗車する区間によっては、運賃計算上、端末で処理できないケースがまれに発生する。マルス端末での発券ができないゆえに、補充券で乗車経路通りに発券してもらうことも可能であるという非常に珍しいケースである。

◆旅程の検討

JRの旅客営業規則には運賃計算上の複雑な規定があるが、その中でも例外規定として第70条があり、東京都区内にある環状経路部分を通過する場合の運賃計算方法について決められている。

https://www.jreast.co.jp/ryokaku/02_hen/03_syo/01_setsu/04.html

経路は多くのパターンが考えられるが、一例としては、大宮方面から赤羽駅を経由して東京駅で電車を乗り換えて、中央本線の新宿駅から先、三鷹方面へ向かう場合、実際の乗車経路にかかわらず、運賃計算は最短経路である赤羽駅ー新宿駅(埼京線十条駅経由)を通ったものとして行う。

今回は東京近郊区間内の1駅間の一例として、東北本線の川口駅ー赤羽駅という1駅間を取り上げてみる。ちなみに、この区間、1駅間で営業キロは2.6km、運賃は紙券を購入した場合140円である。補充券との違いをぜひ観察していただきたい。

当該旅程の場合、在来線だけを乗車する場合で途中下車しない場合(改札口を出ない場合)には、一筆書きである限りは、周回乗車でもこの140円で済む。

今回は、当該経路上に一部新幹線を取り入れて、運賃計算の基本である乗車経路で計算して乗車券を購入した。
川口駅ー(王子駅を通る在来線)ー東京駅ー(新幹線)ー品川駅ー(在来線)ー新宿駅→(中央本線方面)という実乗経路において、乗車券の経路はその通り成立するものの、
規則上運賃計算を最短の、川口駅ー赤羽駅ー(十条駅経由)ー新宿駅→(中央本線方面)で行わなければならないために、実乗キロと運賃計算キロに齟齬が生じうる。

今回の発券例では、実乗経路をそのまま公開することは控えたいが、実乗キロ241.9kmで運賃表上の金額は4,430円となるはずである。しかし、実際に発券すべき運賃計算上のキロ数は236.7km、4,000円である。マルス端末では正しい経路を指定した場合、4,000円と計算することが不可能であるため、補充券の出番となるわけである。

上の画像が実際の券面であるが、経路途中の赤羽駅ー新宿駅までは経路の指定を行わないことから、最短経路での端末券でも、理論上は東京駅や品川駅など最短経路外でも途中下車が可能である。
しかしながら、実際に(JR東海の)新幹線に乗車する際には、経路通りの乗車券を持っていないとトラブルになりそうなので、大事をとって補充券で発券してもらったわけである(実際、後述の東京駅入場時に駅員に不信感を持たれてしまった。実験的な娯楽的きっぷで乗車するからだという批判がもしあれば甘んじて受けたい)。

頭が痛い前置きが長くなってしまったが、上記のきっぷを使用して、実際に乗車してみたので、その体験を共有したい。

朝の川口駅から京浜東北線に乗車し、東京駅に向かった。

◆東海道新幹線乗車【東京駅ー品川駅】

今回の旅程のキーポイントである。自由席でわずか7分間の乗車で、特急料金は860円、後にも先にも経験しないだろう短区間の乗車だった。
東京駅の新幹線改札口を通過しようとしたら、2人の駅員がきっぷをじろじろ見て、疑っている様子。正しいきっぷを持っているので、堂々と通ったのだが、後味が悪かった。

良くも悪くも、補充券よりもばかばかしく、珍しい特急券かもしれない(笑)。
こだま号名古屋行に乗車。あと数年で引退してしまうだろう、700系だった(JR西日本の車両)。

◆八高線乗車【拝島駅ー高麗川駅ー高崎駅】

東京駅からの100km圏内でのJR路線で気動車が残る貴重な線区である。ほぼ全線にわたり里山の中を走る路線なので、ちょっと半日でローカル線に乗りたいと思い立った時に、気軽に乗車できる路線である。

途中の高麗川駅(埼玉県日高市)までは電車で、高麗川駅から先、高崎駅までは2両編成のワンマン気動車に乗車した。

電車は途中の拝島駅から、まずは川越行に乗車したが、東京都内は住宅地の中である。

単線の路線なのでローカル感がよく感じられるが、箱根ヶ崎駅を過ぎて埼玉県に入ると茶畑が広がり、ほっとした気分になった。
高麗川駅は思ったよりもローカルな駅で、駅前にコンビニもなかった。

ここで、気動車とご対面。昼下がりの時間帯の乗車だったが、そこそこ人が乗っていた。高崎駅に近づくにつれて、地元の乗客が多く乗車してきて、車内が混んできた。

思ったよりも田舎を走る路線で、地方に行ったかのような気分になった。寄居駅あたりまでは里山を縫って走り、その先高崎駅までは関東平野の中、関越自動車道と並走しながら向かうというところである。
高崎駅では、途中下車。

◆上越新幹線乗車【高崎駅ー熊谷駅】

八高線から高崎駅を経由して大宮駅方面に戻る経路で高崎駅で途中下車するためには一筆書きの経路でなければならないので、高崎駅から熊谷駅まで上越新幹線に乗車する経路をとった。
先の東海道新幹線及びこの上越新幹線の区間が経路に含まれているため、東京近郊区間外の扱いとなり、きっぷの有効区間が運賃計算経路に基づき3日間となり、途中下車が可能となる。

新幹線の特急料金は、途中に本庄早稲田駅ができてからも自由席は860円である。

実際に乗車したのが日曜日の夕方の東京行きだったため、混雑していて、自由席には空き席がなかった。

高崎駅では多くの乗客がこの列車に乗車したが、自由席では座ることができなかった。

◆まとめ

片道100kmを超える旅程に新幹線乗車する区間を含めると東京(大都市)近郊区間を外れて、途中下車が可能となる。つまり、下車後との運賃ではなく、旅行全体で通しの運賃の適用が可能で、距離が長ければ長いほど運賃が割安になる。

補充券での発券となったのは、端末処理ができないための例外処理と考えていただきたい。
東海道新幹線に乗車する場合は、実乗経路での(経路指定した)乗車券の発券をお勧めする。その場合も、運賃計算は70条規定の区間では最短経路となる。

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