発達障害 ついに診断の出る日がキター

先月に発達障害を診断するための心理検査を一通り終えて、結果が出るのを待っていたが、ようやくその結果が出た。

まずは、検査を担当してくれた心理士さんが、結果をレポートに丁寧にまとめて説明してくれた。興味深いのが、WAIS-IIIの結果。知能検査として、発達障害や知的障害の診断に利用される権威ある検査だが、先日受検した職業適性検査と大きなブレのない結果となった。
全検査IQは94と、平均である100を少し下回ってショック。そして、言語と動作のIQの差が約20。
群指数は公表しないが、100を上回るものから70近い悲惨なものまであった。処理速度が壊滅的だったので、職業適性検査(GATB)の器具検査の悲惨な結果と矛盾しなかった。
各指数のIQのばらつきがすごいことになっているので、主治医の先生からも、ばらつきが大きくて、大変な思いをしてきたんでしょうねと言われる始末だった。

AQ(自閉症スペクトラム指数)とPARS(広汎性発達障害評定尺度)の各チェックリストの結果も、それぞれ閾値を超えている(つまり、発達障害の可能性が高い)という結果だった。

説明が終わってから、いよいよ主治医の先生による診察で、診断が下りた。
最終問診で独自のチェックリストの質問に答えた結果(この問診内容は医療機関によって違うと思われるため、公表を控える)、躊躇なく自閉症スペクトラム障害(従来、広汎性発達障害と呼ばれていたもの)の診断が下された。重要なのは、発達障害の診断はあくまでも医師が医学上の見地で行うもので、心理検査は診断上の補助的な資料にすぎないということだ。
感想は、いかにも簡単に診断が下されるものだなぁ、ということ。このクリニックでは、心理検査も必要最低限で無駄はないが、大人の発達障害を診断するのは勇気の要ることではないかと思われる。私個人的には、プロセスが少なくてむしろよかったが。

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(画像出典:Yahoo!画像検索 – http://image.search.yahoo.co.jp/)

東京都であれば、この診断で精神障害者手帳の申請が可能になるようで、診断書の要否を確認された。障害者手帳という時点で、就労上の会社からの配慮が必要であるということになる。(いわゆる障害者枠で就職したい場合は、率算入のため障害者手帳が必須)

病名(と言い切れないが)の自閉症スペクトラム障害の概念が広く、なかなか理解が難しいのだが、この中に、従来アスペルガー症候群と呼ばれたものが含まれているとのことで、もし言葉の遅れがないとすればアスペルガーである(私の場合は言葉の遅れがあったので、厳密にはアスペルガーとは言えないと思う)。
即座に適用できる目立った治療も現状ないようで、困った際にカウンセリングを受ける程度とのこと。一般で言われているように、本を買って勉強するしか克服の方法がないようだ。
というわけで、このクリニックでの診療は、今回で終了。私の場合は、発達障害と関係がある双極性障害の治療を進めつつ、障害者枠(オープン)で就労するのが現状では最善の策だと思われる。これまで一般枠(クローズド)でしてきた再就職活動の大苦戦は何だったんだろうと思う。
今回の診断が転機となり、オープン就労を目指そうと決意した次第である。

発達障害を診断してもらうまでの医療費が、これがばかにならなかった。4万円超の自費の検査費用の他には保険診療で済んだが(私の場合は、選定療養費=予約料がかからなくてラッキーだった)、自己負担ベースで6万円を超えた。
かなり金額がいったので、生活上・職業上困ったことがあって診断が必要という場合でないと受診は勧められない。私がかかったこのクリニックは、主治医の先生が温情的で、困ったことをよく聞いてくれる印象はあるし、医療費も大人の発達障害にしては良心的なほうかなと思っている。

(出典
アスペルガー診断基準

(アイキャッチ画像出典:写真素材ぱくたそ – https://www.pakutaso.com/)