断固抗議:津久井やまゆり園大量殺傷事件

7月26日未明に相模原市(旧津久井郡相模湖町)にある障害者福祉施設で起きた大量殺人事件、被害対象が障害者であったこと、犯人がその元職員であったことが、一障害当事者である筆者にとっては衝撃であり、恐怖であった。生まれてこの方、このような卑怯な事件を聞いたことがなかった。第二次世界大戦を連想してしまうような事件である。世も末なのだとも思う。

このような弱者を痛めつけるような事件、決して許せるものではない。障害について扱う一ブログとしても、断固抗議する。

明らかになっていないことがいまだ多いため(当該施設のホームページもダウンしたままである)、本稿では多くを語らないことにするが、この事件の犯人が元当該施設職員で、その資質に欠けることは明らかである。
一つ言えることが、この犯人が事件を起こす前、措置入院の処分を受けていたという事実である。この措置入院という制度とは、精神保健福祉法で定義されていて、自害、他害の可能性がある人を(指定された)精神科病院に強制入院させる制度である。

措置入院制度は、いわば犯罪予備軍に対する代用監獄のような機能も果たしていると考える。今回の事件が端的な例である。
精神科病院に入院して、入院したてや、暴れたりしようものならば、独房で身体を拘束されることは、かつての入院中話を聞いたことはある。それ自体、人権の観点で許されるのだろうかとは思うことがある。
今回の事件のように、犯罪が予知される場合は、同法で精神障害者として扱うのではなく、独自の枠組みで保護・監視できるようにはならないものであろうか。

この事件を通して、精神障害者に対する偏見が増長されてしまうことを懸念する。精神保健福祉法自体、精神障害者イコール犯罪を起こしてしまうというような偏見がみえる法体系に感じるが、ともあれ、善良な精神障害者と犯罪予備軍とは一緒にしてほしくない。