事業者別障害者割引制度:東海汽船(東京都)【船舶番外編】

本稿では、東京と伊豆七島を結ぶ東海汽船(東京都)の乗船運賃の障害者割引について、実際に利用して知り得た情報を共有する。鉄道会社だけではなく、海運会社でも障害者割引がある一例として紹介したい。

身体・知的障害者だけではなく、精神障害者を含めた三障害の区分すべての障害者に対して、同条件で割引が提供されている、うれしいケースである(精神障害者が船舶で割引を受けられる船会社はいまだ少数派であるため)。

※(免責事項)以下の情報は本稿執筆時点の概要であるため、実際に利用される際には、詳細について当該事業者に各自確認をお願いします(特に介護人の付き添い要否に関して)。

【対象者】

精神・身体・知的障害者(三障害)

障害者本人・介護者(1名)
※ 障害種別・等級により、介護人の付き添いが条件になることがある。

【対象区間・設備】

全区間・全等級

【運賃割引率】

50%(半額:障害・等級による区別なし)

【予約・購入方法】

詳細確認の意味を兼ねて、電話予約をお勧めする(電話番号は以下のHPを参照されたい)。
乗船時における購入時に、予約番号を申し出たうえで、障害者手帳(療育手帳)の原本を窓口で提示する。
一般的には障害者手帳(療育手帳)の提示のみで済むのであるが、この会社独特の要件として、手帳提示に加えて障害者割引乗船券の購入申込書を窓口で記入し、提出する必要がある。その際、氏名、生年月日などの個人情報を提供することになるので留意されたい。

【乗車券(乗船券)様式】

航空機の搭乗券によく似た様式の乗船券が発行される(サーマルページプリンタ)。券面には、「障がい割引」と表示されるが目立つことはない。
船舶への乗船なので、乗船券に年齢、性別、電話番号などの個人情報を自分で記載して、乗船時に提出する。下船時までにすべての券片が回収される。

【備考】

障害者に対する座席指定の方法、車いす使用者のケアなどの情報がHPに掲載されていないので、電話予約の際に詳細を確認されたい。

蛇足であるが、目的地の一つである伊豆大島島内の路線バス(大島バス)にも障害者割引の制度がある。ただし、何回も乗車するような場合は一日・二日乗車券を購入した方が面倒でないと思う(運賃の両替・支払が面倒なため)。

【情報出所(公式HP)】

割引情報|伊豆諸島へ行く船旅・ツアー|東海汽船
東海汽船の船の割引情報をご案内しています。伊豆諸島 大島・利島・新島・式根島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島への船旅にご活用ください。

最後になるが、運賃の障害者割引の提供有無は、運送約款の規定によらず、最終的には各事業者の判断となる。この割引制度は各事業者の好意と理解によって成り立っていることを理解された上で利用されたい。