発達障害当事者の就労の困難さ実体験(就労3か月)

筆者は発達障害の当事者として現在就労に至っており、順調に安定就労に向かっているのであるが、最近細かい微妙なところで違和感が見いだせてきた。
そのため、障害オープン就労でつくづく良かったと思っているついこの頃である。
本稿は半分愚痴な部分があるが、当事者のSOSだと思ってお付き合いいただければ幸いである。

(アイキャッチ画像出所:ぱくたそ)

最近何が起こってきているかということを明らかにしたい。
留意いただきたいことは、発達障害は軽い重いなどの程度や状態が人それぞれであり、同じ状態が他にないことで、本稿を参考にとどめていただきたいということである。

ASDでも、ADHDでも発達障害であれば、対人コミュニケーションなど人間関係や日常生活上の障害が存在しているはずである。とにかく、発達障害はわかりにくいということに尽きる。

就労していて、何らかの業務を行っていて、上司や同僚とのコミュニケーションをとっている状況において、対人面の問題は何かしらあるはずである。

その業務においては必ず手順が存在し、業務マニュアルが多くの場合整備されている。特に、発達障害者向けのマニュアルは、ビジュアルを重視するなど、明確なマニュアルを整備することが重要である。
しかし、発達障害ではない健常な人たちにとっては、それが感覚として、どうしてもわかり得ない

これは、障害をクローズにしていて健常者として働いていれば、最悪即解雇につながりうることでもある。筆者も過去に精神疾患のカミングアウト即解雇を複数回体験したので、実感覚としてである。

最近上長に言われたことは、細かい業務手順のマニュアルは作れないので、なんとか自分でやってくれということと、チームプレーだからうまく適応してもらわないと困るという趣旨のことであった。
これって、発達のASDの人たちにとっては、結構致命的な事である、気が付いてみれば。筆者は結構鈍感な部分があるので、今になってようやく認識するような鈍さである。

そして、次のような流れになるのかと思う。

– 結局は、その辺の肝心な配慮をしてもらえない。

– そして、結局自分のいいようにやる(マイルールの勝手な適用など)。

– 周囲の人々との摩擦が発生して、人間関係がぎくしゃくする(周囲の人々も、自分に対して疲れを感じてしまう)。

– 重要な仕事をもらえなくなる。=当事者本人のやる気、モチベーションが悪くなり、仕事のパフォーマンスが下がる。

それゆえ、最終的には働きにくさを抱えてしまうことになる。

障害オープン就労であれば、この辺は理解されているはずなので大きな問題には発展しないはずであるが、
これがクローズドで健常者に交じって就労している場合は(障害オープンでもその会社に発達障害者の雇用のノウハウがない場合も含む)、当事者も会社を辞めて転職しようとするはずだし、使用者側も当事者を使いこなせずに、最悪解雇を試みるかもしれない。

最終的には当事者間の信頼関係の喪失につながって、悪循環になっているのが現状ではないか。